【オーラル・ヒストリー]「わが記憶、わが記録」堤清二さん【邦画】「トキワ荘の青春」(1996)

2016年02月08日

【第65期王将戦/第三局】郷田王将、チャンスを見落とし、羽生挑戦者、復位&五冠に王手

[ひと言感想]
郷田真隆王将の敗因は、49手目に▲7五銀を見落とし、▲5五銀を選んだことにあるようだ。
郷田王将は元々長考派で、本局でも定跡、前例の無い力戦形にになったことに後押され、しかと長考なさっていたようだが、それでも本局唯一のチャンスを見落としたようだ。
本件を経て、カド番に追い込まれた郷田王将の心情は拝察するに余りあるが、郷田王将の実力と実績をもってしてもタイトル戦という最高の実戦舞台において「長考する」こと、つまり、「正しく迷える」ことは決して容易でないのだ。
いわんや、不肖の私が、「正しく迷える」ことを年がら年中し損じてばかりなのは、自然であり、また、当然なのだ。
私は不遜にも、中長期での勝利を欲している。
私は、もっともっと「正しく迷う」経験値を高めなくてはいけない。


★2016年2月4、5日催行
http://mainichi.jp/feature/shougi/ohsho/
http://kifulog.shogi.or.jp/ousho/65_03/
http://mainichi.jp/oshosen-kifu/160204.html
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2016/02/06/kiji/K20160206011990110.html
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2016/02/07/kiji/K20160207011994400.html



■局後の感想

48手目、△3三桂
(実戦では次に郷田真隆王将は▲5五銀と指したが、代わりに)▲7五銀がまさった。△4四歩には▲6四銀△4五歩▲5五角△5四銀▲7三銀不成△8五飛▲6四角。次は▲7七桂や▲8六歩から飛車を取れる。△4四銀にも(a)▲6四銀△3五歩▲7三銀不成△同桂▲同角成△9二飛▲8三銀と飛車を狙ってどうか。(b)▲2五歩△同桂▲同桂△同歩▲同飛△2四歩▲2九飛△3三角。いずれも難しい戦いだが、「こうやるしなかった」と郷田
「▲5五銀は△4四歩や△4四銀を警戒した意味もあったでしょう。▲2九飛は△4四歩で自信がなかったそうです。郷田王将は▲7五銀を考えなかったとおっしゃっていましたが、本譜と違って攻め合いになる変化もあるので、楽しみがあったかもしれません」(感想戦後の木村八段)

感想戦は19時58分に終了した。郷田は「▲7五銀と出れば大変でしたか。形勢はともかく、4六角の顔が立ちました。チャンスはそこだけだったかもしれません」と振り返った
最後に立会人、木村八段の総括を紹介する。
「普通の相掛かりに比べると、角交換された手得を生かしやすいので、先手が少し得しているはずなんです。後手の引き飛車は棒銀に対応しにくいし、▲4六歩を突いていない分だけ含みが多い。ただ、それをどう具体的にするかが難しく、なかなか先手がうまくいきませんでした。印象に残っている局面は、羽生名人の△7四桂です。桂を交換してそこに打つのは、なかなか思い浮かびませんでした」(木村八段)

※棋譜コメント(↓)から転載
http://mainichi.jp/oshosen-kifu/160204.html



kimio_memo at 09:12│Comments(0)TrackBack(0) 将棋タイトル戦 | -王将戦

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
【オーラル・ヒストリー]「わが記憶、わが記録」堤清二さん【邦画】「トキワ荘の青春」(1996)