【観戦記】「第72期名人戦A級順位戦〔第9局の4▲谷川浩司九段△三浦弘行八段〕谷川が香得」加藤昌彦さん【経営】「不格好経営」南場智子さん

2013年08月26日

【邦画】「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」(1932)

〔ひと言感想〕
「偉い」とは、自分が大切にしている人から「偉い」と思われることかもしれません。
子どもは、本当に打算も容赦もありません。
子どもから「偉い」と言われる以上の褒め言葉は、この世に存在しないかもしれません。


あの頃映画 松竹DVDコレクション 「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」
出演:斎藤達雄
監督:小津安二郎 
松竹
2013-07-06




【長男】
お父ちゃんは僕たちに、偉くなれ、偉くなれと言ってる癖に、ちっとも偉くないんだね。
どういう訳で、太郎ちゃんのお父ちゃんにあんなに頭を下げるの?

【父】
太郎ちゃんのお父ちゃんは重役(=岩崎専務)だからだよ。

【長男】
お父ちゃんだって重役になればいいじゃないか。

【父】
そう簡単にはゆかんよ。
お父ちゃんは、岩崎さんの会社の社員だからね。
つまり、太郎ちゃんのお父さんから月給を貰って居るんだよ。

【長男】
月給なんか貰わなきゃいいじゃないか。

【次男】
そうだ。
そんなもの、こっちからやればいいじゃないか。

【父】
お父さんが月給を貰わなかったら、お前たちは、学校へ行く事も、ご飯を食べる事も出来ないぞ。

【長男】
明日からご飯食べてやるのよそう。
どうして、太郎ちゃんのお父ちゃんだけ重役で、うちのお父ちゃんは重役でないの?

【父】
太郎ちゃんとこは、お金持ちだからだよ。

【長男】
お金があるから偉いの?

【父】
お金がなくて偉い人もある。

【長男】
お父ちゃんはどっちだい。

【父】
どうしてお前たちは、そんな事をうるさく聞くんだ。

【次男】
矢張り(お父ちゃんは)偉くないんだよ。

【長男】
(※怒ったお父ちゃんの顔を見ながら)そんな顔、こわくないや。
お父ちゃんの弱虫。
お父ちゃんの意気地なし。

(※お父ちゃんが兄の尻を叩く)

(※兄弟共に、泣き出す)

【母】
お前たちはいい子だからおだまりね。

【長男】
僕は太郎ちゃんより強いし、学校だって上なんだ。
大人になって、太郎ちゃんの家来になる位なら、学校なんかやめだい。

(中略)

【次男】
兄ちゃん、ぶたれたね。

【長男】
いくらぶったって、偉くないものは、偉くないんだ。



【長男】
君のうちのお父ちゃんと、僕のうちのお父ちゃんと、どっちが偉いと思う?

【岩崎太郎】
(※一旦自分を指差すも、下ろし)君の家の方が偉いよ。

【長男】
ほんとは君の家の方が偉いんだよ。


kimio_memo at 07:20│Comments(0)TrackBack(0) 映画 

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