【ブログ】「突き抜けないブログ/定跡を創った棋士」羽生善治さん【ニュース】「江頭2:50にモテ男・山路徹氏が恋愛指南」山路徹さん

2011年07月06日

【観戦記】「第69期名人戦七番勝負〔第6局の10〕」椎名龍一さん

図の▲6八銀打をみた森内は記録用紙の消費時間(7時間11分)と現在時刻(午後5時16分)を確認した。

(中略)

▲6八銀打を指した羽生は棋譜用紙を手にした。
いつもならさっと目を通し20~30秒ほどで記録係に返すことが多いのだが、このときは5分近く眺めていただろうか。
棋譜を支えている右手が震え、その上に乗っている用紙も小刻みに揺れている。
震える棋譜が羽生の胸中に共鳴している音叉(おんさ)のようにも思えた。

結局、森内は図の局面で夕食休憩の時間まで考えて休憩に入れた。

(中略)

午後6時から30分という短い休憩時間が終わると、森内はすぐに△9九角と王手した。
以下本譜の5手がバタバタと進む。
森内の指し手の速さ。
夕食休憩前に見せた棋譜用紙を持つ羽生の手の震え。
状況判断的には森内が寄せ切って勝ちそうに思えたが、本日終了図の香の打ち場所が本局の明暗を分けることになった。

▲6八銀打後、羽生善治さんの手は震えていたと。
5分もの間小刻みに揺れ続けていた棋譜用紙は、対戦者の森内俊之さんの視界に入ったに違いない。
この時の森内さんの心中は、いかばかりであったか。


★2011年7月6日付毎日新聞朝刊将棋欄
http://mainichi.jp/enta/shougi/



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