2018年01月

2018年01月29日

【邦画】「おとうと」(1960)

[ひと言感想]
家族はシステムである。
成員の役割は合理的かつ共依存的に分担され、本質的には不自由である。
「外面(そとづら)が良い」と言う。
成員が外で別人なのは当然であり、別の面(つら)が内面(うちづら)と共依存なのも当然である。
成る程、家族が再構築を要求されるのは、成員の外面が変質した時、ならびに、成員自体が欠損した時である。


おとうと [DVD]
出演:岸恵子、川口浩、田中絹代、森雅之
監督:市川崑
角川エンタテインメント
2007-09-28




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2018年01月26日

【洋画】「メン・イン・ブラック/Men in Black」(1997)

[ひと言感想]
我々が時に異なる他者、隣人を許せないのは、自己肯定が足りないことに加え、相手が同じ人間だから、もっと言えば、同じ人間と決め付け、思い込むから、である。
MIB曰く、「我々は既に1500体のエイリアンと共生している」。
真偽はさておき(笑)、これは色々ややこしい今、満更一笑に付すべきでない。


メン・イン・ブラック(1枚組) [SPE BEST] [DVD]
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス、リンダ・フィオレンティーノ、ヴィンセント・ドノフリオ
監督:バリー・ソネンフェルド
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2015-12-25




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2018年01月25日

【洋画】「007 慰めの報酬/007 Quantum of Solace」(2008)

[ひと言感想]
「相手に復讐するより自分を許せ」。
この旨マティスはボンドに遺言したが、成る程である。
たしかに、復讐のエンジンは怒りである。
その怒りは根本、相手の悪質ではなく、それを洞察し切れなかった自分の愚かさに因るものである。
復讐は無理筋の自己肯定である。


007/慰めの報酬 [Blu-ray]
出演:ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ
監督:マーク・フォースター
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2015-10-07


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2018年01月24日

【洋画】「007 カジノ・ロワイヤル/007 Casino Royale」(2006)

[ひと言感想]
なぜ「駆け引き」は、ポーカーや男女関係に限らず、人生の過半で常套なのか。
近因は、他者を騙し、裏切るのが凡そ近視眼的には社会を生きる最善解だからである。
もっと言えば、本意、不本意はさておき、他者との関係が限定的だからである。
「駆け引き」は諸行無常の副産物である。


カジノ・ロワイヤル [Blu-ray]
出演:ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、マッツ・ミケルセン、ジュディ・デンチ
監督:マーティン・キャンベル
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2015-10-07




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2018年01月22日

【洋画】「ザ・バンク 堕ちた巨像/The International」(2009)

[ひと言感想]
「お前に正義を思い知らせに来た!」。
サリンジャー捜査官は不正の頭取にこう息巻いたが、暗殺者に阻まれ、逆に個人の無力を思い知らされた。
相応の個人が人の道を外すのは、相応の訳があり、かつ、凡そそれが社会システムに起因するからである。
「罪を憎んで人を憎まず」であり、「不正システムを正して不正者を憎まず」である。


ザ・バンク 堕ちた巨像 [Blu-ray]
出演:クライヴ・オーウェン、ナオミ・ワッツ、ウルリク・トムセン
監督:トム・ティクヴァ
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2010-04-16


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2018年01月19日

【洋画】「マトリックス/The Matrix」(1999)

[ひと言感想]
我々の多くがメタボかつ低能なのは、本質的に同じ理由である。
「より旨いモノ」、「より便利なモノ」を只管欲求し、日々高カロリー食とコンピュータに心身委ねれば、メタボかつ低能に成るのは道理である。
「人間をより便利、幸福にするだけなはずの何かに人間が逆襲される」ロジック、および、悲劇は目新しくなく、本質的に絶えず進行中である。
悲劇の救世主は「待つ」ものではなく、自責のうえ「成る」ものである。


マトリックス 特別版 [DVD]
出演:キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ローレンス・フィッシュバーン
監督:アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
ワーナー・ホーム・ビデオ
2010-04-21




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2018年01月18日

【洋画】「狼の挽歌/Violent City」(1970)

[ひと言感想]
人間の性懲りの無さの最たるは、「信じたいモノ/ヒトを信じること」なのだろう。
悲劇は人為である。


狼の挽歌 デラックス版 [DVD]
出演:チャールズ・ブロンソン、ジル・アイアランド、ウンベルト・オルシーニ 、テリー・サヴァラス
監督:セルジオ・ソリーマ
ジェネオン エンタテインメント
2008-12-26




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2018年01月17日

【洋画】「イレイザー/Eraser」(1995)

[ひと言感想]
成る程、「人の為ならず」なのは、「情け」だけでなく「正義」、そして、「顧客満足」もそうなのだろう。
危機一髪で顧客に救われないのは、職務怠慢のツケである。


イレイザー [Blu-ray]
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ヴァネッサ・ウィリアムス、ロバート・パストレリ、ジェームズ・カーン
監督:チャールズ・ラッセル
ワーナー・ホーム・ビデオ
2010-04-21




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2018年01月16日

【邦画】「雪国」(1957)

[ひと言感想]
オトコとオンナが最初何をするのも楽しくて仕方ないのは、全くの非現実だからである。
心身共に境(さかい)を超え、未知かつ無責任の非現実を見知るそれは、人間の業の現実逃避とも言え、蜜の味である。
オトコとオンナが次第何をするのも億劫になるのは、現実に忍び寄られるからである。
既知かつ無責任不可の現実を思い知るそれは、境を超えている分、良薬でもないのに口に苦い。
トンネルの先は待ち遠しい内がハナである。


雪国 [DVD]
出演:池部良、岸恵子、八千草薫
監督:豊田四郎
東宝
2005-10-28




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2018年01月15日

【洋画】「シチズンフォー スノーデンの暴露/CITIZENFOUR」(2016)

[ひと言感想]
我々日本人とアメリカ人を分かつ最たるは「フェア(Fair)」の確信なのだろう。
「個人と国家の関係はあくまでフェアであり、かつ、でなければならない」。
「個人の権利はアンフェアに侵すべきでなく、また、侵されるべきでない」。
スノーデン氏はこの一心で、アメリカ国家の一方的な個人プライバシー管理を命懸けで否定したのだろう
「グローバルスタンダード」と銘打たれたアメリカの方法論が日本で活用されないのは、我々がフェアを信じていないことが大きい。


シチズンフォー スノーデンの暴露 [DVD]
主演:エドワード・スノーデン
監督:ローラ・ポイトラス
松竹
2017-01-06




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2018年01月12日

【洋画】「トッツィー/Tootsie」(1982)

[ひと言感想]
5%の俳優が失業中でない(笑)のは、大衆の満足する他者を安定的に演じるからである。
また、他者の満足を自我の拠り所にしているからであり、結局、自我を抹殺していないからである。
95%の俳優が失業中なのは、そして、我々の多くが高給取りでないのは、自我を狭く捉え、無駄に殺しているからである。


トッツィー [DVD]
出演:ダスティン・ホフマン、ジェシカ・ラング、チャールズ・ダーニング、ダブニー・コールマン
監督:シドニー・ポラック
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2011-01-26




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2018年01月11日

【邦画】「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016)

[ひと言感想]
血縁だけの肉親は他人に等しい。
成る程、肉親の要件は恩義、そして、相思相愛かもしれない。
肉親は一見「閉ざされている」が、その実「開かれている」のかもしれない。


湯を沸かすほどの熱い愛 通常版 [DVD]
出演:宮沢りえ、杉咲花、松坂桃李、オダギリジョー
監督:中野量太
TCエンタテインメント
2017-04-26


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2018年01月10日

【洋画】「太陽がいっぱい/Plein soleil」(1960)

[ひと言感想]
トムへの同情を禁じ得ないのは、自分の不遇を重ね合わせるからだろう。
眼前太陽がいっぱいでないのは、身の程知らずの報いである。


太陽がいっぱい 【特典DVD付2枚組】
出演:アラン・ドロン、マリー・ラフォーレ、モーリス・ロネ
監督:ルネ・クレマン
KADOKAWA / 角川書店
2017-12-22




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2018年01月09日

【洋画】「キャプテン・フィリップス/Captain Phillips」(2013)

[ひと言感想]
ムセが自らの犯行を「ビジネス」と連呼したのは、それを生命維持上の不本意と自覚し、かつ、その情状酌量を悲願してのことだろう。
ムセは確信犯だが、法を犯しているか否かは別として、供給が需要を上回る現代社会で「ビジネス」を営む我々も少なからず、ムセと同様、確信犯だろう。
現代社会の分断とその悲劇は、我々の自業自得である。


キャプテン・フィリップス [SPE BEST] [DVD]
出演:トム・ハンクス、バーカッド・アブディ
監督:ポール・グリーングラス
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2015-12-25





kimio_memo at 07:42|PermalinkComments(0) 映画 | -トム・ハンクス出演作