2012年12月

2012年12月30日

【邦画】「異人たちとの夏」(1988)

〔ひと言感想〕
私達が傲慢なのは、来た道と行く道について余りにも無知、無関心なことが大きいに違いありません。
私達は、風間杜夫さん演じる原田英雄の如く、不意に異人さんに連れて行かれると良いのかもしれません。


あの頃映画 「異人たちとの夏」 [DVD]
出演:風間杜夫、名取裕子、秋吉久美子、片岡鶴太郎
監督:大林宣彦
SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)
2012-01-25


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kimio_memo at 08:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 

2012年12月29日

【洋画】「恋愛適齢期/Something's Gotta Give」(2003)

〔ひと言感想〕
「心臓発作なら何とか耐えられるが、君を失うと耐えられない」。
かくなる台詞が自然に出ない内は、いかにトシをとっても、まだ恋愛ヒヨッコなのかもしれません。(笑)


恋愛適齢期 [DVD]
出演:ジャック・ニコルソン、アマンダ・ピート、キアヌ・リーブス、ダイアン・キートン
監督:ナンシー・メイヤーズ 
ワーナー・ホーム・ビデオ
2010-04-21




kimio_memo at 07:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 

2012年12月26日

【BSNHK】「ジェームズ・キャメロン自らを語る/アクターズ・スタジオ・インタビュー」ジェームズ・キャメロンさん

【ジェームズ・リプトンさん】
あなたにとって歴史に残る作品選択は、巨人(タイタン)のようなあの作品です。
「タイタニック」。

タイタニック アルティメット・エディション [DVD]
出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット
監督:ジェームズ・キャメロン 
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2006-01-07


潜水調査がしたかったとか?(笑)

【ジェームズ・キャメロンさん】
そうだ。(笑)

【ジェームズ・リプトンさん】
映画はさておき?

【ジェームズ・キャメロンさん】
全く正しい。
それが発端ということ。
友人が沈没現場のドキュメンタリーを撮って、僕はそれを映画でやりたくて、頭から離れなくなった。
潜水調査の後、映画にまとめるのは最高の経験と引き換えの苦行に思えたよ。
でも、脚本を書いていく内に、人物や物語に惚れ込んでいった。

【ジェームズ・リプトンさん】
我々もです。

【ジェームズ・キャメロンさん】
夢の映画だと思って、情熱を傾けた。
でも、最初は潜水調査をやりたい一心だったんだ。

【ジェームズ・リプトンさん】
映画会社にどう売り込みを?

【ジェームズ・キャメロンさん】
〔タイタニック号のロミオとジュリエット〕
そのひと言。
効いたよ。

【ジェームズ・リプトンさん】
(※聴衆に向かって)みなメモしなさい。

確かに、「タイタニック」は〔タイタニック号のロミオとジュリエット〕だ。
名作の始まりは、普遍性とインスピレーションが邂逅し、ひと言で言い表された時かもしれない。



★2012年12月15日放送分
http://www.nhk.or.jp/bs/actors/



kimio_memo at 07:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0) テレビ 

2012年12月19日

【観戦記】「第71期名人戦A級順位戦〔第25局の7▲羽生善治王位△佐藤康光王将〕羽生強し、5連勝」甘竹潤ニさん

▲4四角(図)が詰めよ逃れの詰めよになって大勢は決したーーと今だから言えるが、△8ニ玉がしぶとい手で、控室でもまだまだ波乱ありと思っていたようだ。

ところがここから羽生があざやかに決める。

(中略)

終局は午前1時15分。
感想戦は2時間近くにも及んだ。

「寄せにいったのがひどかったですか」と佐藤。
だが盤側の棋士に仰天の寄せの順を指摘されると羽生と2人でホーッと目を丸くした。
ぎりぎりの場面で飛車を捨てにいった判断は間違っていなかった。
「勝っているような気がした」というカンもぶれてはいなかった。
ただ羽生の執念の前に一歩及ばなかった。

それにしても羽生の勝負強さはどうだ。
そしていつも思うことだが、羽生は感想戦が実に楽しそうだ。
大熱戦の末に命拾いをし、感想戦もどっぷりと戦わせた午前2時45分頃。
盤側が示した、自分の読みになかった好手を指摘されると「いろんな手があるものですね」と目を輝かせてまた検討を始めるのだ。

感想戦とは、勝負の結果を棚に置き、自己の過誤と可能性を合理的かつ徹底的に検証、発見するプロセスだ。
私は常々、企業に感想戦の励行を説いているが、多くが励行しているのは、依然もっぱら結果罵倒戦だ。

その主因の一つは、「人間は自分の過誤を認めたくない生き物だから」だ。
これは「過誤の責任を逃れたいから」でもあるが、根源的には「自分の矜持を守りたいから」だ。
たしかに、自分の過誤を認めることは、自分の無能さや至らなさを認めることでもあり、耐え難い。

しかし、羽生善治三冠の感想戦に臨む姿勢を改めて知るに、本事項は低レベルな話だと言わざるを得ない。
自分の過誤を認めることを、自分の無能さや至らなさを思い知る苦難事ではなく、自分のポテンシャルや遣り甲斐を(再)発見する快楽事である、と肯定的に解釈するのが、あるべき感想戦の心得に違いない。

周知の通り、羽生善治さんは、現役生活25年を、また、40才を過ぎてもなお、他の棋士の追随を許さない。
三日に一日は地方でのタイトル戦を含む対局で、研究に集中できる時間は他の棋士より遥かに劣るにも関わらず、だ。
あるべき感想戦の励行こそ、持続的な成長とモラールを実現する一番の特効薬かもしれない。



★2012年12月19日付毎日新聞朝刊将棋欄
http://mainichi.jp/feature/shougi/



kimio_memo at 12:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 新聞将棋欄 

2012年12月11日

【講座】「売れる作家の全技術」大沢在昌さん

P221
●方針が変わった場合、最初から書き直すべきか?

Q:バグ
短編であれば一気に書き上げることができるのですが、長編だと途中で資料を調べたり、邪魔が入ったり、日常の出来事が入ってきたりして、当初考えていたストーリーやキャラクターがどんどん変わっていってしまうことがあります。あとから読み直すと、そこだけ浮いていたりするので書き直してみるのですが、さらに違うものになってしまって収集がつかなくなります。そういう場合、最初からすべて書き直すべきでしょうか?

A:大沢
難しい問題ですね。先に答えを言ってしまえば、その作品はやはり書き直すべきでしょうね。小説家というのは自分でテンションを維持しなければならない仕事です。私は今、住まいとは別に仕事場をもっていて、ほとんどそこで暮らしているようなものですが、結婚した当初は家から仕事場に通っていました。そのとき、奥さんに言ったことがあります。「これから仕事に出かけるというときに、俺を怒らせたり、喜ばせたりしないでくれ」と。つまり、同じテンションを維持させてほしいということなんですね。人間は感情の生き物ですから、すごく嫌なことやすごく嬉しいことがあるとどうしてもテンションが変わってしまって、目の前の架空の世界になかなか入っていけなくなる。極端な話をすれば、小説を書いている最中に電話がリーンとなって、「野生時代の○○でーす」という声を聞いただけでテンションががた落ち、ということもあるわけです(笑)。

小説を書いているときというのは、息を詰めて海の底深く潜っていくようなものなので、電話一本でいきなり急上昇して海面から顔を出させられたようになってしまうと、「また潜らなきゃいけないのかよ」とすごく億劫になってしまう。常に一定のテンションを維持するのは大変なことです。特に長編小説の場合、最短でも二週間、長ければ数ヶ月以上もかかるわけですから、その間、同じテンションを保つというのは非常に難しい。

作家の中には「執筆儀式」を持っている人がたくさんいて、音楽好きの人ならば、この小説のテーマはこの曲と決めて、必ずその曲を聴いてから執筆に取りかかるとか、ペンをきれいに洗ってインクを補填するところから始めるとか、エンピツを全部きれいに削って並べるとか何かしら方法論を見つけて自分のテンションや空気感みたいなものを一定に保つ努力をしているわけです。私が唯一決めているのは、原稿を書くとき以外は、一切書斎には入らないということ。仕事場にはリビングと寝室、それから机や資料類が置いてある書斎があるんですが、その書斎の机の前に座るときは、もう「書くとき」なんです。その部屋で文学賞の候補作を読んだり、パソコンで調べ物をしたりすることは絶対にありません。机に向かえば目の前にあるのは原稿用紙と筆記用具だけ。あとは「自動的に書く」という態勢になるように日ごとから環境を整えておく。そして、前回書いた分を読み返しながらどんどんその世界に入っていくわけです。週刊誌の連載小説なら一回分が四百字詰め原稿用紙15枚ぐらいで、それを大体一日で書き上げるんですが、特に前回分の15枚を一気に読み、今日書く分の頭の3枚を書くまでの間は、絶対に邪魔が入ってほしくない。そこに宅配便が来たり、電話がかかってきたりすると、せっかく組み立て始めたものがガラガラッと崩れてしまう。これが一番困ります。そういうときの電話の私の声はすごく怖いらしく、編集者もビビッてますが(笑)。でも、そこは本当に邪魔されたくないし、絶対に机の前を離れたくないという思いがあるので、お中元やお歳暮のシーズンで宅配便が頻繁に来るような時期は、あえて応対しないこともあります。

長編小説に向かうためのテンションを一定に保つ方法や演出を見つけることが、バグさんにも必要かもしれませんね。そして、書いたものがどうしても面白く思えないときは、そのまま書き続けるのも苦しいし、なかなかいいものにはできないと思うので、その作品からは一旦離れてみること。その間は別の作品を書けばいい。別の作品を書き上げたあとでもう一度最初の作品を読み返してみて、それでもダメだと思ったら、それは捨ててしまいましょう。でも、「待てよ。違うアプローチをすれば面白くなるかもしれない」と思えるなら、また書けばいい。それぐらいの余裕は持っていたほうがいいと思います。

私は作家ではないが、「自分でテンションを維持しなければいけない」、「テンションを一定に保つ方法論を自分で見つける必要がある」とのベストセラー作家、大沢在昌さんのお考えに強い共感を覚えた。

大沢さんは、本書の中で、作家の条件は「執筆依頼が絶えないこと(←相応の販売部数が見込めること)」であり、然るに、「作家はデビューしてからが本当の勝負である」、「作家は常に最新作を最高傑作にしなければいけない」と繰り返し説かれているが、これは、所謂サラリーマンではないプロフェショナルにはみな当てはまろう。
プロフェショナルとは、代替不能な唯一無二の価値の「現役」創造者であり、顧客及び他者に「過去」創造者と判断されれば、もはやプロフェッショナルではない。
「現役」であり続けるには「自分でテンションを維持しなければいけない」し、それには「テンションを一定に保つ方法論を自分で見つける必要がある」。
なぜなら、唯一無二の価値の創造源は、独自の志向(構想)を達成すべく「テンションが一定に保たれた」自我以外あり得ないからだ。

イチローが、毎朝カレーを食べ、バッターボックスに入ると肩のユニフォームを引っ張り、試合後ロッカールームでグローブを入念に磨く(→試合と自分のプレイを反芻、総括する)のは、彼独自のテンション維持法に違いない。
私が大沢さんのこのお考えに強い共感を覚えたのは、私自身プロフェッショナルを志向し、本件を絶えず問題認識しているものの、依然果たせず、しょっちゅう痛い目に遭っているからに違いない。
私の急務は、イチローよろしく、強烈な自戒と懸命な試行錯誤だ。



小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない
大沢 在昌
角川書店(角川グループパブリッシング)
2012-08-01




kimio_memo at 07:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 書籍 

2012年12月08日

【邦画】「ブタがいた教室」(2008)

〔ひと言感想〕
問題を自分(⇔他人)事と認識する。
そして、最適解を一人で案出し、決断する。
今、豚を飼うなり何なりして、何とか子どもにこの習性を躾けることこそ、現世を好転させる最適解に違いありません。


ブタがいた教室 (通常版) [DVD]
出演:妻夫木聡、田畑智子、戸田菜穂、大杉漣、原田美枝子
監督:前田哲 
NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
2009-04-10


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kimio_memo at 08:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 

【邦画】「最後の忠臣蔵」(2010)

〔ひと言感想〕
討入を逃れた瀬尾孫左衛門が主君の命で養育した婚外子の婚姻直後自刃した事、主君の命で討入後生き残った寺坂吉右衛門が介錯を試みた事、に感動しました。
使命に沿った毅然たる人生は、悲しくも美しい。


最後の忠臣蔵 [DVD]
出演:佐藤浩市、役所広司
監督:杉田成道 
ワーナー・ホーム・ビデオ
2011-06-15




kimio_memo at 07:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 

2012年12月06日

【邦画】「めし」(1951)

〔ひと言感想〕
成瀬巳喜男監督の映画を初めて見ました。
夫婦には、「夫婦」という他者には理解不能な、掛け替えの無い関係と社会があるのを再認識しました。
不肖のオットの私、「夫婦喧嘩は犬も食わない」訳を初めて思い知りました。


めし 【期間限定プライス版】 [DVD]
出演:上原謙、原節子、杉村春子、小林桂樹
監督:成瀬巳喜男 
東宝
2014-09-17




kimio_memo at 07:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画 

2012年12月02日

【邦画】「北のカナリアたち」(2012)

〔ひと言感想〕
吉永小百合さん演じる教師が吃音生徒に美声を見い出し、イジメを合唱隊の結成で解決したのは感心の一言ですが、なぜ人生は辛いのか。
それは「人を傷つけ、罪を呵責する」のが人間の性だからかもです。
人生の本質は、贖罪と赦しかもしれません。



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kimio_memo at 08:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 映画