2019年02月15日

【邦画】「顔」(2000)

[ひと言感想]
正子はなぜ、家出、否、部屋出してから綺麗になっていったのか。
主因は、世間の種々雑多さと不幸の普遍性に気づかされたこと、否、救われたことだろう。
顔は達観の写し鏡である。


あの頃映画 「顔」 [DVD]
出演:藤山直美、中村勘九郎、岸部一徳、佐藤浩市、大楠道代、國村隼、牧瀬里穂、渡辺美佐子
監督:阪本順治
SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)
2012-02-22




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2019年02月14日

【洋画】「バルタザールどこへ行く/AU HASARD BALTHAZAR」(1964)

[ひと言感想]
「悪貨は良貨を駆逐する」のは確かだが、その良貨が凡そ「お花畑」なのも確かである。
人生の幸、不幸は結局「出会い頭」だが、世の不条理は「理の当然」である。


バルタザールどこへ行く ロベール・ブレッソン [Blu-ray]
出演:アンヌ・ヴィアゼムスキー、ヴァルテル・グレェン、フランソワ・ラファルジュ、フィリップ・アスラン
監督:ロベール・ブレッソン
IVC,Ltd.(VC)(D)
2017-06-30




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2019年02月13日

【邦画】「かあちゃん」(2001)

[ひと言感想]
罪を憎んで人も憎んでしまうのは、得てして、さもなくば自分が救われず、自己肯定できなくなるからである。
おかつが勇吉を憎まなかったのは、蓄財を失おうと、子どもたち共々出直す気概と確信があったからだろう。
罪を憎んで人も憎むか。
問われるのは、「加担」を旨とする社会の理解、そして、自己肯定の不断の担保である。


かあちゃん [DVD]
出演:岸惠子、原田龍二、尾藤イサオ、小沢昭一
監督:市川崑
日活
2002-06-21




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2019年02月12日

【洋画】「ラストエンペラー/The Last Emperor」(1987)

[ひと言感想]
「そんなに嫌か、利用されるのは」。
こう溥儀は糾弾されたが、「他者に利用される」ことは人の常である。
人は「社会人」として他者と生きる他ないのだから。
問題は、「他者に利用され尽くされる」ことである。
利用者に返報性の法則を遵守させられないことである。
なぜ、遵守させられないのか。
詰まる所、自分が「利用され」、与えたモノの質量のいずれかか両方が知れているから、或いは、彼らが長期的に付き合いたいと思うだけの人的価値が自分にないから、である。
嘆くべきは、利用者の他者ではなく、彼らを真かつ持続的に満足、期待させられない自分である。


ラストエンペラー [Blu-ray]
出演:ジョン・ローン、ジョアン・チェン、坂本龍一、英若誠
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
キングレコード
2018-08-08


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2019年02月08日

【洋画】「わたしを離さないで/Never Let Me Go」(2010)

[ひと言感想]
「『クローン』人間」は「人間」と違うのか。
少なくとも、「延命」を念願したキャシーとトミーは違わないだろう。
生命の限りを前に自我、本望に気づき、具現に奔走したのだから。
「締め切り」を嫌悪するも必要とするのが「人間」である。


わたしを離さないで [AmazonDVDコレクション]
出演:キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ
監督:マーク・ロマネク
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2018-07-04


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2019年02月07日

【洋画】「オーストラリア/Australia」(2008)

[ひと言感想]
交際者と居場所の変更は人的成長の特効薬である。
人は、比較し、かつ、され、自説の偏りや誤りに気づき、改心するものだからである。
異なる人と環境、新天地は人生の妙薬である。


オーストラリア [DVD]
出演:ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン
監督:バズ・ラーマン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2012-10-26




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2019年02月06日

【洋画】「暗黒街のふたり/Deux Hommes Dans La Ville」(1973)

[ひと言感想]
ジェルマンと印刷所の社長がジーノの本性を最後まで疑わなかったのは、仕事の関係を超え、家族同然に付き合っていたから、即ち、正に近目で見ていたから、だろう。
他方、ゴワトロー警部が最後まで疑ったのは、彼を前科者かつ遠目でしか見ていなかったからだろう。
確かに、ゴワトローはやり過ぎだったが、彼に限らず、個人が街の全員と近目で付き合うのは非現実的であり、彼の偏見という経験則が自身の、挙句、街の大多数のリスクを減じたのも確かである。
リスクは確率論だが、人生は一度切りである。
個人が偏見という「保険」を掛けがちなのは自然であり、街は暗黒を免れない。
偏見対象という不幸者のでき得る努めは、大多数への、自分を近目で見るインセンティブの絶えざる創造かもしれない。


暗黒街のふたり ブルーレイ版 [Blu-ray]
出演:アラン・ドロン、ジャン・ギャバン
監督:ジョゼ・ジョヴァンニ
株式会社アネック
2018-08-21









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2019年02月04日

【洋画】「地下室のメロディー/Mélodie en sous-sol」(1963)

[ひと言感想]
「チンピラ」、「小者」の評価基準の最たるは、「経験値が低いこと」以上に「哲学と大志がないこと」、挙句、「緊急時に泰然自若としていられないこと」である。
悪事であれ善行であれ、共同の肝は小者の除外である。


地下室のメロディ [DVD]
出演:ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、ヴィヴィアーヌ・ロマンス
監督」:アンリ・ベルヌイユ
紀伊國屋書店
2004-07-24




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2019年02月01日

【洋画】「冒険者たち/Les Aventuriers」(1967)

[ひと言感想]
レティシアがマヌーではなくローランを選んだのは、ひと回り上のオトコの包容力が欲しかったからだろう。
冒険家が命知らずなのは、安堵の約束があるからである。
成る程、人は唯一の安堵のために死ねるのかもしれない。


冒険者たち [DVD]
出演:アラン・ドロン、ジョアンナ・シムカス、リノ・ヴァンチュラ
監督:ロベール・アンリコ
アミューズソフトエンタテインメント
2011-12-09




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2019年01月30日

【洋画】「太陽はひとりぼっち/L'eclisse」(1962)

[ひと言感想]
「自分はこの人を愛している」。
男と女がうまくいかないのは、凡そこう確信するロジックが違うからである。
本性の違い、即ち、より多く子孫を遺したい男と、より良い子孫を遺したい女のすれ違いが元凶、もとい(笑)、ボトルネックではあるが。
失恋も株の暴落も、天災と同様、忘れた頃にやって来て然るべきである。


太陽はひとりぼっち [DVD]
出演:モニカ・ヴィッティ、アラン・ドロン
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ
KADOKAWA / 角川書店
2018-11-02




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