2017年10月20日

【洋画】「アウトロー/Jack Reacher」(2012)

[ひと言感想]
バーは、濡れ衣を晴らしてくれたリーチャーを「正義に生きてる」と表した。
たしかに、法や証拠より正しさを最優先する点で、リーチャーは「正義オタク」である。
だが、袖振り合った問題を見過ごさず、懸命に解決を試みる点では、良い意味でアスペルガーに通じる「問題解決オタク」でもあろう。
文明が進化し、社会のシステムが厳格化するのは世の常だが、構成員が多様な人間である以上、問題は絶えない。
システムはいよいよ設計より運用を肝とし、「問題解決オタク」というアナログなバッファーを要求しよう。
日々倍々進化のAIが今、密かに我々人間を誘惑するのは「問題解決オタク」への転身かもしれない。


アウトロー [DVD]
出演:トム・クルーズ、ロザムンド・パイク
監督:クリストファー・マッカリー
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2013-11-08


続きを読む

kimio_memo at 08:06|PermalinkComments(0)映画 

2017年10月19日

【洋画】「ウルフ/Wolf」(1994)

[ひと言感想]
加齢は人から「内なる野生」を奪うが、成る程、品格も相当奪うのだろう。
我々の生きる現代は文明社会だが、競争社会でもある。
品格偏重による野生の持ち腐れは、機会損失の可能性が高い。


ウルフ [Blu-ray]
出演:ジャック・ニコルソン、ミシェル・ファイファー、ジェームズ・スペイダー
監督:マイク・ニコルズ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2010-05-26


続きを読む

kimio_memo at 06:49|PermalinkComments(0)映画 

2017年10月18日

【洋画】「アーティスト/The Artist」(2011)

[ひと言感想]
本物はなぜ陳腐、懐メロにならないのか。
なぜ手法、時代を超えるのか。
一番の理由は、移り気なターゲットのニーズを根源的に満たすからである。
ペピー(演:ベレニス・ベジョさん)がジョージ(演:ジャン・デュジャルダンさん)を救ったのは、単に恩義からではない。
手法、時代を超える本物のアーティストと見込んだからである。
本物とは、自分の根源価値を見誤らず、ターゲットの根源ニーズとのフィットを厭わない人のことである。


アーティスト [DVD]
出演:ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
ポニーキャニオン
2016-09-21




kimio_memo at 07:46|PermalinkComments(0)映画 

2017年10月16日

【洋画】「宇宙戦争/War of the Worlds」(2005)

[ひと言感想]
成る程、人間が生物として強いのは免疫力の賜物で、それは細菌や異物にだけでなく、人を含むあらゆる外界に有効なのだろう。
否定的な外界も、我々は拒絶すべきではなく、適応でき、かつ、すべきなのだろう。
幸福の到来、回帰を信じて。


宇宙戦争 スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
出演:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング
監督:スティーブン・スピルバーグ
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2012-09-14


続きを読む

kimio_memo at 07:11|PermalinkComments(0)映画 

2017年10月13日

【洋画】「アパートの鍵貸します/The Apartment」(1960)

[ひと言感想]
結局、自室は他者に時間貸しできても、人生はできない。
するには代償が大きく、人として惨めである、ということなのだろう。
自分の決めた人生を生きるか、他者に決められた人生を生きるか、は無論自由。
後者の選択は必ずしも不幸を約束しないが、前者の選択が後悔の最小化を促すのは確か。
自由の行使は幸福を約束しないが、後悔という心的不幸の最小化は約束するのである。


アパートの鍵貸します [DVD]
出演:ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン、フレッド・マクマレイ
監督:ビリー・ワイルダー
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2011-06-22




kimio_memo at 07:12|PermalinkComments(0)映画 

2017年10月12日

【洋画】「ドリームガールズ/Dreamgirls」(2006)

[ひと言感想]
プレイヤーの仕事は「『良い商品』に成ること」だが、プロデューサーのそれは「『良い商品』ではなく『売れる商品』を創り、実際売ること」である。
然るに、プレイヤーとプロデューサーはそもそも、また、売れれば売れるほど、持続的に相容れない訳だが、これは「良い人生を送りたい」子と「良い子を育てたい」親にも通じる普遍である。
「チームで夢に向かうのは単純に有効だが、向かい続けるのは、また、より高い夢に向かうのは必ずしも有効でない、というか、容易でない。
チームで夢に向かうのに、短期戦なら一気呵成もアリだが、長期戦ならコンセンサスの確立&維持が不可欠、かつ、結果早く確か」。
以上は本作品のメッセージの一つだが、実際チームで向かい始めると、ストーリーの如く身勝手に忘れ去られる可能性が高い。


ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
出演:ジェイミー・フォックス、ジェニファー・ハドソン、ビヨンセ・ノウルズ、エディ・マーフィ
監督:ビル・コンドン
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2013-08-23



kimio_memo at 07:21|PermalinkComments(0)映画 

2017年10月11日

【洋画】「陽のあたる場所/A Place in the Sun」(1949)

[ひと言感想]
貧乏男のジョージが金持ちの美女のアンジェラに惹かれたのは自然だが、なぜ、アンジェラはジョージに惹かれたのか。
しかも、有罪が確定してもなお。
主因は、殺意を決心するも実行に移せなかったジョージの、弱くも純真な心根を洞察したからだろう。
それは、そんなカネに成らないモノに最上の価値を見出す、深窓の令嬢の「気まぐれ」であると共に、「特権」かつ「独自能力」でもある。
「世の中、お金ではない」。
我々の多くがこの言い古された言葉を陳腐に感じるのは、カネより高価値な何かに価値を見出す経験値が低いからである。
代償行為は長期的には人間を蝕む。
我々が本当に人間らしく生きるには、カネの有効さと限りを肌理解する必要がある。


陽のあたる場所 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
出演:モンゴメリー・クリフト、エリザベス・テイラー、シェリー・ウィンタース
監督:ジョージ・スティーヴンス
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2010-08-06




kimio_memo at 06:59|PermalinkComments(0)映画 

2017年10月10日

【邦画】「シン・ゴジラ」(2016)

[ひと言感想]
本作品のメッセージの一つは、「非日常に日常的に対応することのナンセンスさ」なのだろう。
実際、ゴジラという最強の非日常に政治がかくも手続きを踏み、日常的に対応したなら、我々の被害はあんなものではないだろう。
とはいえ、ゴジラにしても、出現したのは突然の非日常だが、生育したのは凡そ日常であり、このメッセージは容易ではない。
そう、先ず「非日常と日常の万民共通の分水嶺」の問答を、更に「非日常と日常のそもそもの分離可能性」の問答を迫られるからである。

人間の性の一つは「現状の維持」、ひいては、「変化の否定」である。
然るに、我々が変化の「無い」、または、あっても「乏しい」日常を欲求するのは自然な訳だが、それは当然、命あっての物種である。
「ヘボ将棋、王より飛車を可愛がり」という将棋の格言がある。
「我々は凡そヘボ人間で、命より性を、ひいては、非日常より日常を可愛がる癖がある」。
本作品のメッセージのもう一つは、本事項かもしれない。


シン・ゴジラ DVD2枚組
出演:長谷川博己、石原さとみ、竹野内豊、平泉成
総監督:庵野秀明
東宝
2017-03-22




kimio_memo at 08:34|PermalinkComments(0)映画 

2017年10月06日

【洋画】「グッドナイト・ムーン/Stepmom」(1998)

[ひと言感想]
【1】人に、それも、苦手な人に認められるには「本気」と「決心」が有効であり、また、欠かせない。
【2】「相手ファースト」と、「相手ファースト」を気取った「自分ファースト」の分水嶺は、「「自分のその思考&行動で『相手がより良い人に成れる』」か否か。
【3】「自分ファースト」は「命あっての物種」であり、余命の覚悟は「相手ファースト」への変節、達観を促す(→余命の無自覚は「自分ファースト」を維持、強化する)。
【4】人は長短所含め十人十色であり、一人でも多くの人が愛した方が、また、そう成るよう決心した方が「相手がより良い人に成れる」。


グッドナイト・ムーン [DVD]
出演:ジュリア・ロバーツ、スーザン・サランドン、エド・ハリス
監督:クリス・コロンバス
Happinet(SB)(D)
2016-08-02


続きを読む

kimio_memo at 07:17|PermalinkComments(0)映画 

2017年10月05日

【洋画】「裏窓/Rear Window」(1954)

[ひと言感想]
我々人間は「見たい」、「知りたい」生き物である。
悪趣味のそしりを超える理屈が在れば、「見たい」、「知りたい」のである。
「(見れば見れたモノを)見なかった」、「(知れば知れたコトを)知らずに終えた」ことに因る有形無形の不利益を回避したいから、本質的には、後悔を最小化したいからなのだろう。

そして、我々は、時に主人公の如く命懸けで「見る」、「聞く」訳だが、結局、その過半は「大事の見誤り」、「勘違い」で終わる。
しかし、たしかに、同じく時に主人公の如く、勘違いではなく手柄を果たす場合もある。
これをして悪趣味、小心の性を満更でもなく思うのは、これまた勘違いなのだろうが(笑)、我々が時に為す善(行)はそうした不善の性の賜物なのだろう。


裏窓 [DVD]
出演:ジェームズ・スチュワート、グレース・ケリー
監督:アルフレッド・ヒッチコック
ジェネオン・ユニバーサル
2012-09-26




kimio_memo at 07:12|PermalinkComments(0)映画