2017年12月06日

【邦画】「君の名は。」(2016)

[ひと言感想]
気持ちがあるから記憶がある。
気持ちは記憶より強く、不可避の現実、未来をも変え得る、ということか。
たしかに、気持ちは万能ではないが、気持ちがなければ、自分の気持ちを信じ、大事にしなければ、物事は好転しない。
「名より実」ならぬ「名より気持ち」(笑)、ということか。


「君の名は。」DVDスタンダード・エディション
出演:神木隆之介、上白石萌音
監督:新海誠
東宝
2017-07-26




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2017年11月30日

【邦画】「裸の島」(1960)

[ひと言感想]
人生は、不条理とマンネリとの闘いなのだろう。
人間に欠かせないのは、言葉より涙かもしれない。
涙は、心の最高のリカバリメディアである。


裸の島 [DVD]
出演:乙羽信子、殿山泰司
監督:新藤兼人
角川映画
2001-08-10




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2017年11月15日

【洋画】「ヒート/Heat」(1995 )

「ひと言感想」
「天才は天才を知る」ように、「プロはプロを知る」のだろう。
しかし、同じ「プロ」でも終始、ニールはチームの「経営者」で、ヴィンセントは「個人事業主」。
挙句、ニールは孤独で、ヴィンセントは伴侶に恵まれる訳だが、これは、ニールが「プロ」を自らに課し、ヴィンセントが「プロ」を自ら貫いた分かれでもあろう。
「プロ」の神は公私混同主義者である。


ヒート 製作20周年記念版(2枚組) [Blu-ray]
出演:アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ
監督:マイケル・マン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2017-03-03




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2017年11月10日

【経営】「ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム」クレイトン M・クリステンセンさん

P348
第10章 ジョブ理論のこれから
ジョブ理論とともに

数年前にハーバードで(成功する企業の構築と維持)の講義をしているときにある学生が挙手をして質問した。学期の半ばがすぎたころで、例年どおりに、学生たちが世界に飛びこむ際の重要まツールとなりうるさまざまな理論を学んでいる時期だった。長年たくさんの質問を受けてきたし、たいていの質問にも答えてきた。だが、この学生には少しばかり狼狽した。「すみません、教授。失礼なことを言うつもりではないのですが、このコースの目的が何か知りたいんです」。目的ははっきりしていると思っていたので、私は驚いた。学生たちのキャリアをすばらしいものにし、個人の生活も充実させ、人生で必ず行き当たるむずかしい決断を乗り越えられるように準備をするのがこのクラスの目的ではないか、と。しかし私はひと晩考えさせてほしいと言った。翌日、その学生だけでなく、私自身も満足できる回答をおこなった。「このクラスでは、『何が原因で何が起こるのか』を説明する理論を学びます。物事の仕組みを知ることには大きな価値があるからね」

本書の狙いもそこにある。イノベーションの仕組み、すなわちイノベーションが成功する本当の理由がわかれば、あなたの努力を運任せにする必要はなくなる。
私たちはあまりにも長いあいだ、成功には幸運が不可欠だと信じてきた。ベンチャーキャピタルのように、イノベーションは本質的に一か八かの賭けだという考えのもとで業界全体の組織がつくられているところもある。だが、そうしたパラダイムはそろそろ打ち壊すべきだ。私は20年を費やして証拠を集めてきた。「顧客が雇用したがる」とあらかじめ予測できるプロダクト/サービスにあなたの時間とエネルギーと資源を注ぎこむのだ。賭けに頼るのはほかの者に任せればいい。

対象顧客が欲しているのは、プロダクト/サービスではない。対象顧客が欲しているのは、意識的、もしくは、無意識的に認識している『片付けるべきジョブ(用事・jobs to be done』を片付けることであり、プロダクト/サービスはそのために金を払って『雇用している』に過ぎない。イノベーションを創造したくば、プロダクト/サービスを直感と情熱にまかせ一気呵成に創り始めるより、先ず対象顧客の『片付けるべきジョブ』を洞察すること。そして、それを片付けることができ、かつ、そう彼らも期待し『雇用する』旨、予測でき得るプロダクト/サービスを創り始めること。この方が、遥かに成功し易くなるし、何より徒労、即ち、人生の無駄を回避できる。人生は短い。人生は自己制御が限定的だが、イノベーションは自己制御が限定的でない」。
このクリステンセン教授の主張は、不遜だが「我が意を得たり」である。
教授の言う「片付けるべきジョブ」をこれまで私は「ニーズ」や「希望する『問題の解決』」と称し、仕事で利用(教示)してきたが、本意、不本意の別なく、人間は生きている限り「仕事」や「用事」と縁が切れないからして、成る程「ジョブ」の方が分かり易いかもしれない。

そして、改めて不遜だが、上記の引用箇所を読む限り、かく言う教授も、対象顧客である学生の「片付けるべきジョブ」をうっかりなさった様うかがえる。
もし教授がうっかりせず、学生の「ジョブ」が満足に片付いていたら、また、その満足感に学生が支配されていたら、彼は敢えて挙手し、講義目的を教授に確かめたりはしなかっただろう。

誤解して欲しくないのだが、私は「言行不一致!」と教授を咎めたいのではない。
私がしたいのは、そして、本件を基にのたまいたい(笑)のは、こういうことである。
「そもそも対象顧客の『片付けるべきジョブ』は何なのか、その彼らの『片付けるべきジョブ』を、果たして自分の創造、提供するプロダクト/サービスは片付けているのか、挙句、彼らは期待が叶い満足しているのか、うっかりしない様、凡人の我々は十二分な留意とシステマチックな確認が欠かせない」。

しかし、なぜクリステンセン教授をして、対象顧客の「片付けるべきジョブ」云々「うっかりする」のだろう。
やはり先ず、対象顧客ではなく、自分の「片付けるべきジョブ」を片付けたくなり、かつ、専ら片付けてしまう。
挙句「うっかりする」、のだろう。

だとすると、先述の「システマチックな確認」は不可欠であることに加え、肝である。
対象顧客の「片付けるべきジョブ」と自分のそれを絶えず同期させるには、即ち、他人事を絶えず自分事と認識するには、個人の属人性だけでは限界がある。







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2017年11月08日

【洋画】「コラテラル/Collateral」(2004)

[ひと言感想]
マックス(演:ジェイミー・フォックスさん)が一見客のアニー(演:ジェイダ・ピンケット=スミスさん)を命懸けで救った原動力は「あり難さ」だろう。
夢見る弱い自分を素直に肯定し、心を通わせてくれたアニーのあり難さ。
そして、この、あり難いことをあり難いと正確かつ素直に理解できたマックスの能力と心積もり。
これが、マックスをして件の必殺仕事人(笑)からアニーを救ったのだろう。
巻き添えを食って失望するか、それとも希望を見出すか。
不意の不幸は、平生の能力と心積もりの試練だが、覚醒と成長の機会でもある。


コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
出演:トム・クルーズ、ジェイミー・フォックス、ジェイダ・ピンケット=スミス
監督:マイケル・マン
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2012-09-14




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2017年11月07日

【洋画】「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲/BATMAN & ROBIN」(1997)

[ひと言感想]
テクやツールに善悪があるのではなく、それらの使い手の動機に善悪がある。
だから、現代社会は幸・不幸が紙一重、かつ、移ろい易い。
動機の悪化の自制、矯正は、我々現代社会人の務めである。


バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲 [Blu-ray]
出演:ジョージ・クルーニー、クリス・オドネル、ユマ・サーマン、アーノルド・シュワルツェネッガー
監督:ジョエル・シューマカー
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2016-02-24




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2017年10月31日

【洋画】「ハドソン川の奇跡/Sully」(2016)

〔ひと言感想〕
成る程、所謂「奇跡」は無く、その正体は、個人の果たすべき最善努力の、絶妙タイミングの集合である。
「奇跡」は願うものではなく、自ら努めて起こすべきものである。

そして、「英雄」はメディアが扇情的に作り上げるものではなく、社会が合理的に、また、時に候補者には酷に導き出すものである。
「英雄」は歴史の審判に耐えるべきで、下した意思決定の社会的総括、更には、その妥当性の社会的合意形成が有効かつ不可欠である。


ハドソン川の奇跡 [DVD]
出演:トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー
監督:クリント・イーストウッド
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
2017-07-26




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2017年10月30日

【洋画】「フェイク/Donnie Brasco」(1997)

[ひと言感想]
人間の関係性と安心感は、やはり物理的に一緒に居る時間の長さに依存するのだろう。
というか、長く一緒に居ること、即ち、事情を肌理解し、同情する機会を数多共有すること以上に、人が他者を信頼する好機は無いのだろう。
長く一緒に居る人が家族同然かそれ以上に認められるのが自然なら、殆ど一緒に居ない家族が家族に認められなくなるのも自然なのだろう。


フェイク エクステンデッド・エディション [SPE BEST] [Blu-ray]
出演:ジョニー・デップ、アル・パチーノ
監督:マイク・ニューウェル
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2016-09-21



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2017年10月25日

【洋画】「ニュー・シネマ・パラダイス/Nuovo Cinema Paradiso」(1988)

[ひと言感想]
「価格以上の価値を提供するか」。
「人、社会の成長に貢献するか」。
「普遍かつ余人をもって替えがたいか」。
以上の点において、職業に貴賎はある。
なつく後進に先人が為すべきは、自分の低位な職に無垢な彼らを道連れにすることでなければ、自分の敗者復活戦を彼らで行うことでもない。
先人が後進に為すべきは、彼らとの巡り合いとその幸福に連綿とせず、適宜絶縁し、自分より上位な職、フィールドに彼らを追いやること、開花可能な才を開花させること、である。
後進ファーストの敵は、先人の未練と嫉妬である。
後進の才を情緒で潰し、来たるべき未来を未然に葬るのは、人間の悪習の最たるである。


ニュー・シネマ・パラダイス SUPER HI-BIT EDITION [DVD]
出演:フィリップ・ノワレ、サルヴァトーレ・カシオ、ジャック・ペラン
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
アスミック・エース
2009-06-19




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2017年10月24日

【洋画】「コップランド/Cop Land」(1997)

[ひと言感想]
フレディが一時聴力を失ったのは、肉体的にはアンラッキーだったが、心の声に従順に成り、かつ、法の番人として覚醒できた点で精神的、否、人間的にラッキーだったろう。
不本意な人生の元凶は基本自身の不明だが、周囲の雑音も小さくない。


コップランド [DVD]
出演:シルベスター・スタローン、ハーベイ・カイテル、ロバート・デ・ニーロ
監督:ジェームズ・マンゴールド
ワーナー・ホーム・ビデオ
2012-03-07




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