2018年02月16日

【洋画】「甘い生活/La dolce vita」(1960)

[ひと言感想]
「理想は『他に求めるもの』ではなく『自ら成るもの』、『作り上げるもの』」ということなのだろう。
人生の一面が自己逃避なのは確かだが、甘美ないし無い物ねだりによる過剰なそれは、全人生を無にするに十分である。


甘い生活 Blu-ray
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、アニタ・エクバーグ
監督:フェデリコ・フェリーニ
IVC,Ltd.(VC)(D)
2015-04-24




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2018年02月15日

【洋画】「大脱出/Escape Plan」(2013)

[ひと言感想]
レイのアイデアからホブスが「脱出不能」監獄を作り、そこをレイが脱出した訳だが、これは、レイがホブスに勝ったというより、新しいレイがかつてのレイに勝った、ないし、レイが寄る年波に負けず(笑)アップデートした、と解釈すべきだろう。
本作品を懐メロと単純満喫するか、それとも、自分への応援歌と解釈するか。
我々ジジイ(笑)の行く末は、こんな所でも変わる。


大脱出 [DVD]
出演:シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェームズ・カヴィーゼル
監督:ミカエル・ハフストローム
ポニーキャニオン
2016-09-21




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2018年02月14日

【洋画】「めまい/Vertigo」(1958)

[ひと言感想]
「プライベートで壊れた心が、『手に職』で蘇った」のは成る程である。
共依存の最たるは心身である。


めまい [DVD]
出演:ジェームズ・スチュワート、キム・ノヴァク
監督:アルフレッド・ヒッチコック
ジェネオン・ユニバーサル
2012-09-26




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2018年02月09日

【洋画】「31年目の夫婦げんか/Hope Springs」(2013)

[ひと言感想]
「愛の反対は無関心」という。
たしかに、夫婦仲の悪さは互いの無関心が主たる近因だが、「問題は極力先送り」を旨とする人間の基本習性が根因ではないか。
つまり、オットにしろツマにしろ、無意識裡に無関心を装い、察知した問題意識とその解決実行の責を逃れているだけではないか。
さもなくば、歳を重ねるほど増える諸問題に一個人として精神的に押し潰されてしまうからで、事実、劇中の夫婦が仲を好転させたのは、先の責を互いに優先的かつ相手に見える形で果たしたからである。
「相手を許すこと」も愛である。
問題意識を見て見ぬふりをする相手の許容は、一つ上の愛である。


31年目の夫婦げんか [DVD]
出演:メリル・ストリープ、トミー・リー・ジョーンズ、スティーヴ・カレル 
監督:デヴィッド・フランケル
ポニーキャニオン
2014-03-04




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2018年02月07日

【洋画】「007 ドクター・ノオ/Dr. No」(1962)

[ひと言感想]
実力者の向こう脛は自尊心である。
悪人が凡そ実力者の自尊心に敏感、かつ、その扱いに長けているのは偶然ではない。
向こう脛の無い人間は存在しないが、とりわけ実力者はその存在を自覚し、かつ、他者のよこしまな扱いに注意する必要がある。
実力は個人的、自己満足的にではなく社会的、全体最適的に活用されてこそ、である。


007 ドクター・ノオ(デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
出演:ショーン・コネリー、ウルスラ・アンドレス、ジョセフ・ワイズマン
監督:テレンス・ヤング
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2012-11-23




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2018年02月06日

【邦画】「油断大敵」(2003)

[ひと言感想]
他者を、他の誰でも無い一個人として見、理解すること、そして、応対すること。
これほど難しく、また、尊いことはないが、だからこそ、我々はそうしてくれた人に礼を尽くすのである。
油断の最たるは、他者をレッテル貼りし、唯一の人となりと可能性を侮ることである。
しかし、夏川結衣の「(私を)逮捕してください」はオトコを落とし、狂わすに余りある。(笑)


油断大敵 [DVD]
出演:役所広司、柄本明、淡島千景
監督:成島出 
カルチュア・パブリッシャーズ
2004-07-23




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2018年02月05日

【洋画】「アイ・アム・サム/I am Sam」(2001)

[ひと言感想]
結末はサム(親)もルーシー(子)も、また、ランディー(里親)も皆ハッピーエンドに違いないが、裁判がなければ違っただろう。
たしかに、人は潜在的な問題やあり得る悲劇を看過、楽観する嫌いがある。
成る程、裁判は単に加害者や過失割合を決める場ではなく、人に立ち止まって現状の再考を促し、来るべき不幸を幸福へ変え得る機会(チャンス)でもあるのだろう。
現状の再考と全利害関係者による事情共有は、不幸の回避にとりわけ有効である。
「動きながら考える」は現実、詭弁である。


I am Sam アイ・アム・サム [DVD]
出演:ショーン・ペン、ダコタ・ファニング、ミシェル・ファイファー
監督:ジェシー・ネルソン
ワーナー・ホーム・ビデオ
2013-12-04




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2018年02月02日

【邦画】「鍵」(1959)

[ひと言感想]
伴侶の死に目の情事は背徳の極みに違いなく、さぞ満悦だろう。
生涯現役の妙薬は背徳と嫉妬、そして、人目と死を憚らぬエゴかもしれない。


鍵 [DVD]
出演:中村鴈治郎(二代目)、京マチ子、叶順子、仲代達矢
監督:市川崑
KADOKAWA / 角川書店
2015-09-25


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2018年02月01日

【洋画】「アメリ/Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain」(2001)

[ひと言感想]
「愛の反対は無関心」なのだろう、結局。
人は愛されるに越したことはないが、イタズラに遭うのも満更ではない、と。
「世界と調和が取れ、全てが完璧」の自覚は、関心と営みの連関の奇跡である。


アメリ [Blu-ray]
出演:ジャメル・ドゥブーズ、マチュー・カソヴィッツ、セルジュ・メルラン、リュファス
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2010-08-25




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2018年01月29日

【邦画】「おとうと」(1960)

[ひと言感想]
家族はシステムである。
成員の役割は合理的かつ共依存的に分担され、本質的には不自由である。
「外面(そとづら)が良い」と言う。
成員が外で別人なのは当然であり、別の面(つら)が内面(うちづら)と共依存なのも当然である。
成る程、家族が再構築を要求されるのは、成員の外面が変質した時、ならびに、成員自体が欠損した時である。


おとうと [DVD]
出演:岸恵子、川口浩、田中絹代、森雅之
監督:市川崑
角川エンタテインメント
2007-09-28




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